ここでは、「令和元年度 配偶者控除等申告書」の計算・記載を自動で行う自動計算機をご紹介させていただきます。
Ⅰ:入力事項(本人所得&配偶者所得等の入力)
下記の「1、ご本人の所得情報」「2、1)配偶者の誕生日、2)配偶者の所得情報」に収入金額・必要経費金額等をご入力頂きますと、
下記Ⅱ「令和元年 配偶者控除等申告書」に必要記載事項が自動的に計算・表示されます。
2:配偶者の年齢&所得情報
3、入力説明
① 給与所得:「給与等の収入金額」を入力して頂きますと、自動で「給与所得控除額」「給与所得額」が計算・表示されます。
② 事業所得:「事業収入」「必要経費額」をご入力下さい。
③ 雑所得
・公的年金:「公的年金等収入金額」を入力して頂きますと、自動で「公的年金等控除額」「公的年金等所得額」が計算・表示されます。
・その他:「その他雑収入」「必要経費額」をご入力下さい。
④ 配当所得:「配当収入」「必要経費額」をご入力下さい。
⑤ 不動産所得:「不動産事業収入」「必要経費額」をご入力下さい。
⑥ 退職所得
・通常の退職所得:「退職収入」「勤続年数」を入力して頂きますと、自動で「退職所得控除額」「退職所得額」が計算・表示されます。
(なお、障害者になったことに直接起因して退職した場合には、リストから「障害者加算あり」を選択して下さい。)
・特定役員退職所得:退職手当等が「特定役員退職手当等(役員等勤続年数が5年以下)」に該当する場合には、「特定役員」欄に「退職収入」「勤続年数」を入力して下さい。
※ なお、従業員等の勤続年数と特定役員であった勤続年数が重複している等の場合には、当該重複期間に対する調整計算が必要となりますが、このような調整がある場合には、「特定役員兼任調整等」欄に調整金額を入力して下さい。
⑦ その他の所得
・一時所得、長期譲渡所得につきましては、「一時・長期譲渡」欄に「収入金額」「必要経費額」を入力して下さい。
・その他の所得につきましては、「その他」欄に「収入金額」「必要経費額」を入力して下さい。
Ⅱ:配偶者控除等申告書
税理士事務所・会計事務所からのPOINT
「配偶者控除等申告書」を提出される方へ
年末調整におきまして、会社に「配偶者控除」「配偶者特別控除」を申請する場合には、「配偶者控除等申告書」に「必要事項」を記載することが必要となりますが、
「配偶者控除等申告書」に「必要事項」に記載するためには、
- 「所得者ご本人」及び「配偶者の方」の「給与所得額」「公的年金所得額」等をご自身で計算して頂くことが必要となり、
- また、「ご本人の所得額」や「配偶者の年齢・所得額」に応じて、「配偶者控除額」「配偶者特別控除額」をご自身で計算して頂くことが必要となり、
「配偶者控除等申告書」への記載が少々煩雑になります。
この点、『「配偶者控除等申告書への記載」を簡単に計算したいと思われる方』や『「配偶者控除等申告書」の記載内容を確認したいと思われる方』は、当該「配偶者控除等申告書の自動計算機」をご使用頂ますようお願い致します。
給与計算ご担当者様へ
従業員・役員の方から提出された「配偶者控除等申告書」の内容を効率的に確認したい場合があると思いますので、
このような場合には、当該「配偶者控除等申告書の自動計算機」をご使用してみて下さい。