ここでは「法定外労働時間」等を把握・計算する場合の特殊ケースである『「2暦日連続勤務における各種労働時間」の把握・計算方法 』につき、以下の事項に従い、ご紹介させて頂きます。

 

 

 

はじめに

見出三角(大)「(1日単位の)法定外労働時間」は、

1日の労働時間」から「1日単位の法定労働時間8時間)」を控除して計算されることから、

「(1日単位の)法定外労働時間」を把握・計算する場合には、

その前提として「1日の労働時間」を把握・計算することが必要となります。

 

この点、「1日の労働時間」は、

見出三角(小)「1日の勤務」が「その勤務日の24:00までに終了する」場合には、

「1日の労働時間」は、

始業時刻」から「終業時刻」までの間に行われた「労働時間」となりますが、

見出三角(小)「1日の勤務」が「その勤務日の24:00を超えて終了する」場合には、

「1日の労働時間」は、

見出(見出矢印:背景水色)始業時刻」から「終業時刻」までの間に行われた「労働時間すべて」とすべきなのか?

見出(見出矢印:背景水色)始業時刻」から「24:00」までの間に行われた「(暦日における労働時間のみ」とすべきなのか?

が問題となります。

 

このため、当該ページにおきましては、下記Ⅰにおきまして、

見出(見出矢印:背景水色)『「1日の勤務時間」が「暦日24:00)」を跨ぐ場合(「2暦日連続勤務」)』における、『「労働時間」の取り扱い』をご紹介させて頂くとともに、

見出(見出矢印:背景水色)この場合における『「1日単位の法定外労働時間」等の取り扱い計算方法)』をご紹介させて頂きます。

 

見出三角(大)また、『 上記の2暦日連続勤務」の特殊なケース 』として、

「2暦日連続勤務」の「2暦日の間に「法定休日」が存在しているようなケースがありますが、

このような特殊ケースの場合には、

見出(見出矢印:背景水色)「2暦日連続勤務」に対する「労働時間」「法定外労働時間の把握・計算を行うとともに、

見出(見出矢印:背景水色)別途法定休日労働時間」を把握・計算することも必要となります。

 

このため、下記Ⅱにおきましては、

見出(見出矢印:背景水色)このような『「2暦日連続勤務の間に法定休日がある』特殊ケースにおける『「各種の労働時間の把握・計算方法 』をご紹介させて頂きます。

 

 

Ⅰ:暦日を跨ぐ場合の「労働時間」「法定労働時間」等の取扱

1、暦日を跨ぐ場合の「労働時間」の取り扱い

◆ 暦日を跨ぐ場合の論点 ◆

『「終業時間」が「暦日24:00時)」を超える労働(2暦日連続勤務)』の場合には、

「勤務時間」が、

・「24:00以前の勤務(当暦日の勤務時間)」と

・「24:00以降の勤務(翌暦日の勤務時間)」の

2暦日」に渡ることになりますが、

このような場合には、

「2暦日連続の労働時間」を「暦日によって区分して取り扱い

・「24:00以前の労働時間(当暦日の労働時間)」と「24:00以降の労働時間(翌暦日の労働時間)」を、
別々の労働時間」として取り扱うべきであるか

「2暦日連続の労働時間」を「暦日によって区分して取り扱うことはせず

・「24:00以前の労働時間(当暦日の労働時間)」と「24:00以降の労働時間(翌暦日の労働時間)」は、
継続した一連の勤務時間」であるとして取り扱うのか

が問題となります。

 

◆ 「厚生労働省労働基準局長通達(基発)」における取り扱い ◆

見出三角(小)『「2暦日連続の労働時間」の取扱 』につきましては、厚生労働省から「通達」という形で、「その取り扱い方法」が以下のように示されています。

 

見出(見出矢印)厚生労働省労働基準局長通達1号(昭和63年1月1日)」では、

継続勤務が2暦日にわたる場合には、たとえ暦日を異にする場合でも1勤務として取扱い、当該勤務は始業時刻の属する日の「1日」とすること。

と規定され、

見出(見出矢印)また、「厚生労働省労働基準局長通達331号(平成6年5月31日)」では、

1日及び1週間労働時間の算定に当たっては、労働時間が2暦日にわたる勤務については勤務の開始時聞が属する日の勤務として取り扱う。

と規定されています。

 

見出三角(小)このため、「2暦日連続勤務」がなされた場合には、

「24:00以前の労働時間」と「24:00以降の労働時間」を「継続した一連の労働時間」として取り扱い、

 

見出(見出矢印:背景水色)「2暦日連続勤務」が「翌日の所定労働時間の始業時刻までに終了する場合には、

「2暦日連続勤務の始業時刻」から「2暦日連続勤務の終業時刻」までの「労働時間」を、
始業時刻が属する日当暦日)」の「労働時間」として取り扱い、

 

見出(見出矢印:背景水色)「2暦日連続勤務」が「翌日の所定労働時間の始業時刻以降に終了する場合には、

「2暦日連続勤務の始業時刻」から「翌日の所定労働時間の始業時刻」までの「労働時間」を、
始業時刻が属する日当暦日)」の「労働時間」として取り扱いうことが必要となります。

 

労働時間:1日の労働時間の測定

 

2、暦日を跨ぐ場合の「法定外労働時間」等の把握・計算方法

2暦日連続の労働時間」につきましては、上記1でご紹介させて頂きましたように、

『「始業時刻が属する日」における「継続した一連の労働時間」』として取り扱うことが必要となりますので、

 

見出三角(小)1日単位法定外労働時間」を把握・計算する場合には、

「(2暦日連続勤務における勤務時間」から「その勤務時間内にとられた休憩時間」を控除することにより

「(2暦日連続勤務における労働時間」を把握・計算し、

この「(2暦日連続勤務における労働時間」が「1日単位法定労働時間8時間)」を超えている場合には、

その『「法定労働時間8時間)」を超えている労働時間 』を、

『「始業時刻が属する日」の「1日単位法定外労働時間」』として把握・計算することが必要となります。

 

見出三角(小)また、上記の「(2暦日連続勤務における)労働時間」において、

深夜時間帯22:00から5:00)の労働時間」がある場合には、

その『「深夜時間帯における労働時間 』を、

『「始業時刻が属する日」の「深夜労働時間」』として把握・計算することが必要となります。

 

3、例示

見出丸(小:背景透明)0:00から31:00まで勤務した場合」で、

見出丸(小:背景透明)「出勤日の当日」「出勤日の翌日」がともに「通常の労働日」の場合で、

見出丸(小:背景透明)当該勤務時間において、

0時から5時の間(早朝深夜時間帯)に30分の休憩
5時から22時の間1時間の休憩
22時から24時の間(当日深夜時間帯)に1時間の休憩
24時から29時の間(翌日深夜時間帯)に1時間の休憩
29時から31時の間1時間の休憩を取ったと仮定します。

 

上記の設例では、「各種労働時間」は以下のように計算されます。

見出(見出矢印:背景ハダ色)労働時間:31:00時 - 0:00時 - 休憩合計4時間30分) =26時間30分

見出(見出矢印:背景ハダ色)法定外労働時間:26時間30分  –  法定労働時間(8時間)  =18時間30分

見出(見出矢印:背景ハダ色)深夜労働時間:4時間30分 + 1時間 + 4時間  =9時間30分
早朝深夜:5:00時 - 0:00時 - 休憩時間(30分)  =4時間30分
当日深夜:24:00時 - 22:00時 - 休憩時間(1時間) =1時間
翌日深夜:29:00時 - 24:00時 - 休憩時間(1時間) =4時間

 

サンプル勤怠管理簿(勤怠管理簿シート):2暦日の例示①(両日が法定休日でない場合)

 

 

Ⅱ:2暦日連続勤務中に法定休日がある場合の「各種労働時間」の取扱

1、「法定休日労働時間」の取り扱い

見出三角(小)「法定休日労働時間」につきましては、

厚生労働省労働基準局長通達331号(平成6年5月31日)」で、

見出丸(小:背景透明) 「法定休日」は原則として暦日を指し、午前0時から午後12時までをいい、

見出丸(小:背景透明) 「法定休日である日」の「午前0時から午後12時までの時間帯労働した部分」が「休日労働 」となる。

と規定されています。

 

見出三角(小)このため、「法定休日における労働時間」につきましては、

「勤務時間が2暦日に跨るか否か」に関係なく

常に暦日単位」で「法定休日労働時間を把握・計算することが必要となります。

 

2、2暦日連続勤務中に「法定休日」がある場合の取り扱い

見出三角(小)上記Ⅰでご紹介させて頂きましたように、「2暦日連続勤務」が行われた場合には、

「(2暦日に跨る)労働時間」を、

1日の連続した労働時間」として把握・計算することが必要となり、

他方、上記1でご紹介させて頂きましたように、「2暦日連続勤務」が行われた場合であっても、

法定休日労働時間」は、

常に暦日」を単位として把握・計算することが必要となることから、

 

見出三角(小)2暦日連続勤務において『「法定休日となる日 』が存在する場合で、「法定休日労働時間」「1日単位の法定外労働時間」を計算する場合には、

見出(見出矢印)まず、

2暦日連続勤務時間に行われた「法定休日労働時間」を「暦日単位で把握・計算し、

見出(見出矢印)その後、

「(2暦日連続勤務における労働時間 」から

見出丸(小:背景透明) 上記で把握・計算した「法定休日労働時間」及び

見出丸(小:背景透明)1日単位の法定労働時間8時間)」を控除して、

1日単位法定外労働時間を把握・計算することが必要となります。

 

すなわち、

・「出勤日の当日」が「法定休日」である場合には、

始業時刻から24:00までの労働時間」を「法定休日労働時間」として把握・計算し、

・「出勤日の翌日」が「法定休日」である場合には、

24:00以降から終業時刻までの労働時間」を「法定休日労働時間」として把握・計算し、

見出(見出矢印)その後、

「(2暦日連続勤務における労働時間 」から

見出丸(小:背景透明) 上記で把握・計算した「法定休日労働時間」及び

見出丸(小:背景透明)1日単位の法定労働時間8時間)」を控除して、

1日単位法定外労働時間を把握・計算することが必要となります。

 

2暦日連続労働時間:④2暦日連続勤務に法定休日がある場合の取扱

 

 

Ⅲ:2暦日連続勤務中に法定休日がある場合の「各種労働時間の計算方法」

「2暦日連続勤務」に「法定休日労働」が含まれる場合としては、以下の3ケースが存在します。

1、「出勤日の当日」及び「出勤日の翌日」が「法定休日である」場合

2、「出勤日の当日」が「法定休日でなく」かつ「出勤日の翌日」が「法定休日である」場合

3、「出勤日の当日」が「法定休日であり」かつ「出勤日の翌日」が「法定休日でない」場合

 

このため、以下におきましては、上記1から3の場合ごとに、

それぞれのケースにおける『「労働時間」「法定休日労働時間」「法定外労働時間」「深夜労働時間」の具体的な取り扱い』をご紹介させて頂きます。

 

ケース1:「出勤日の当日及び翌日」が「法定休日である」場合

1)「各種労働時間」の取り扱い

「出勤日の当日」及び「出勤日の翌日」がともに「法定休日」の場合には、「各種の労働時間」は以下のように把握・計算されます。

【 ① 労働時間 】

「2暦日におけるすべての労働時間」を『「出勤日当日」の「労働時間」』として把握・計算します。

 

【 ② 法定休日労働時間 】

「出勤日当日」「出勤日翌日」がともに「法定休日」であるため、

「2暦日におけるすべての労働時間」を『「出勤日当日」の「法定休日労働時間」』として把握・計算します。

 

【 ③ 1日単位の法定外労働時間 】

「2暦日におけるすべての労働時間」が「法定休日労働時間」となるため、

1日単位の法定外労働時間」は計算されません

 

【 ④ 深夜労働時間 】

『「2暦日における労働時間」のうち「深夜時間帯における労働時間」』を『「出勤日当日」の「深夜労働時間」』として把握・計算します。

 

 

◆ ① 「労働時間」の把握・計算 ◆

「暦日」を跨いだ場合であっても、『「始業開始日」における「1日の労働時間」』として取り扱うことから、

『暦日を跨ぐ「24:00以降」の労働時間』につきましても、『「出勤日当日」の「労働時間」』として計算します。

 

2暦日連続労働時間:①-1両日が法定休日の場合

 

◆ ②「法定休日労働時間」の把握・計算 ◆

・『「始業時刻」から「終業時刻」までの労働時間』を「1勤務の労働時間」として取扱うこと、及び
・「出勤日の当日」及び「出勤日の翌日」がともに「法定休日」であることから、

「当暦日の24:00以前の労働時間当暦日の労働時間)」及び「翌暦日の24:00以降の労働時間翌暦日の労働時間)」は、

ともに『「出勤日当日」の「法定休日労働時間」』として取り扱うことになります。

 

2暦日連続労働時間:①-2両日が法定休日の場合

 

◆ 「深夜労働時間」 ◆

・『「始業時刻」から「終業時刻」までの労働時間』を「出勤日の労働時間」として取扱うこと、及び
・「出勤日の当日」及び「出勤日の翌日」がともに「法定休日」であることから、

見出(見出矢印:背景水色)「出勤日当暦日の早朝深夜時間帯0:00時~5:00時)の労働時間」及び「出勤日当暦日の深夜時間帯22:00時~24:00時)の労働時間」は、

すべて『「勤務日当日」の「(法定休日深夜労働時間」』として取り扱うことになります。

見出(見出矢印:背景水色)また「出勤日翌暦日の深夜時間帯24:00時~5:00時)の労働時間」も、

『「勤務日当日」の「(法定休日)深夜労働時間」』として取り扱うことになります。

 

2暦日連続労働時間:①-3両日が法定休日の場合

 

2)計算の例示

◆ 設 例 ① ◆

見出丸(小:背景透明)0:00から31:00まで勤務した場合」で、

見出丸(小:背景透明)「出勤日当日」及び「出勤日の翌日」が「法定休日」で、

見出丸(小:背景透明)当該勤務時間において、

0時から5時の間(早朝深夜時間帯)に30分の休憩
5時から22時の間1時間の休憩
22時から24時の間(当日深夜時間帯)に1時間の休憩
24時から29時の間(翌日深夜時間帯)に1時間の休憩
29時から31時の間1時間の休憩を取ったと仮定します。

 

上記の設例では、「各種労働時間」は以下のように計算されます。

見出(見出矢印:背景ハダ色)労働時間:31:00時 - 0:00時 - 休憩合計4時間30分)=26時間30分

見出(見出矢印:背景ハダ色)法定休日労働時間:26時間30分

見出(見出矢印:背景ハダ色)(法定休日)深夜労働時間:4時間30分 + 1時間 + 4時間 =9時間30分
早朝深夜:5:00時 - 0:00時 - 休憩時間(30分) =4時間30分
当暦日深夜:24:00時 - 22:00時 - 休憩時間(1時間) =1時間
翌暦日深夜:29:00時 - 24:00時 - 休憩時間(1時間) =4時間

サンプル勤怠管理簿(勤怠管理簿シート):2暦日の例示②(両日が法定休日の場合)

 

◆ 設 例 ② ◆

見出丸(小:背景透明)17:00から25:00まで勤務した場合」で、

見出丸(小:背景透明)「出勤日当日」及び「出勤日の翌日」が「法定休日」の場合で、

見出丸(小:背景透明)当該勤務時間において、

17時から22時の間1時間の休憩を取ったと仮定します。

 

上記の設例では、「各種労働時間」は以下のように計算されます。

見出(見出矢印:背景ハダ色)労働時間:25:00時 - 17:00時 - 休憩合計1時間)=7時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)法定休日労働時間:7時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)(法定休日)深夜労働時間:2時間 + 1時間 =3時間
当暦日深夜:24:00時 - 22:00時 =2時間
翌暦日深夜:25:00時 - 24:00時 =1時間

サンプル勤怠管理簿(勤怠管理簿シート):2暦日の例示②-2(両日が法定休日の場合)

 

 

ケース2:「出勤日当日が法定休日でなく」かつ「出勤日翌日が法定休日」の場合

1)「各種労働時間」の取り扱い

「出勤日の当日」が「法定休日ではなく」かつ「出勤日の翌日」が「法定休日」の場合には、

【 ① 労働時間】

すべての労働時間」を『「出勤日当日」の「労働時間」』として計算します。

 

【 ② 出勤日当暦日の労働時間】

「出勤日当日」は「法定休日ではない」ため、

出勤日当暦日24:00以前の労働時間」からは、「法定外労働時間」「深夜労働時間」が計算されます。

 

【 ③ 出勤日翌暦日の労働時間】

「出勤日翌日」は「法定休日」であるため、

出勤日翌暦日24:00以降の労働時間」からは、「法定休日労働時間」「(法定休日における)深夜労働時間」が計算されます。

 

◆ ① 「労働時間」の把握・計算 ◆

「暦日」を跨いだ場合であっても、『「始業開始日」における「1日の労働時間」』として取り扱うことから、

『暦日を跨ぐ「24:00以降」の労働時間』につきましても、『「出勤日当日」の「労働時間」』として計算します。

 

2暦日連続労働時間:②-1通常労働日&法定休日の場合

 

◆ ② 当暦日の労働時間 ◆

「出勤日当日」が「法定休日ではない」ため、

24:00以前の労働時間当暦日の労働時間)」は、「法定休日でない労働時間」として取り扱い、

その上で、

当該「労働時間」が「1日単位の法定労働時間8時間)」を超えている場合には、

その超えた部分の労働時間」を『「出勤日当日」の「法定外労働時間」』として計算します。

なお、

上記「労働時間」に「深夜時間帯0:00~5:00又は22:00~24:00)の労働時間」がある場合には、

当該「深夜時間帯の労働時間」を「(法定内又は法定外における)深夜労働時間」として計算します。

 

◆ ③ 翌暦日の労働時間 ◆

「出勤日翌日」が「法定休日」であるため、

24:00以降の労働時間翌暦日の労働時間)」は、「法定休日労働時間」として取り扱い、

その上で、

当該「労働時間」は、『「出勤日当日」の「法定休日労働時間」』として計算します。

なお、

上記「労働時間」に「深夜時間帯24:00~29:00)の労働時間」がある場合には、

当該「深夜時間帯の労働時間」を「(法定休日における)深夜労働時間」として計算します。

 

【「法定外労働時間」と「法定休日労働時間」】

 

2暦日連続労働時間:②-2通常労働日&法定休日の場合

 

【深夜労働時間】

 

2暦日連続労働時間:②-3通常労働日&法定休日の場合

 

2)計算の例示

◆ 設 例 ① ◆

見出丸(小:背景透明)0:00から31:00まで勤務した場合」で、

見出丸(小:背景透明)「出勤日の当日」が「法定休日でなく」かつ「出勤日の翌日」が「法定休日」の場合で、

見出丸(小:背景透明)当該勤務時間において、

0時から5時の間(早朝深夜時間帯)に30分の休憩
5時から22時の間1時間の休憩
22時から24時の間(当日深夜時間帯)に1時間の休憩
24時から29時の間(翌日深夜時間帯)に1時間の休憩
29時から31時の間1時間の休憩を取ったと仮定します。

 

上記の設例では、「各種労働時間」は以下のように計算されます。

見出(見出矢印:背景ハダ色)労働時間:31:00時 - 0:00時 - 休憩合計4時間30分)=26時間30分

見出(見出矢印:背景ハダ色)法定外労働時間:24:00時  –  0:00時  –  休憩合計(2時間30分)  –  法定労働時間(8時間)=13時間30分

見出(見出矢印:背景ハダ色)法定休日労働時間:31:00時 - 24:00時 - 休憩合計2時間) =5時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)深夜労働時間:4時間30分 + 1時間 =5時間30分
早朝深夜:5:00時 - 0:00時 - 休憩時間(30分) =4時間30分
当暦日深夜:24:00時 - 22:00時 - 休憩時間(1時間) =1時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)(法定休日)深夜労働時間:4時間
翌暦日深夜:29:00時 - 24:00時 - 休憩時間(1時間) =4時間

サンプル勤怠管理簿(勤怠管理簿シート):2暦日の例示③(当日が法定休日ではく&翌日が法定休日の場合)

 

◆ 設 例 ② 

見出丸(小:背景透明)17:00から25:00まで勤務した場合」で、

見出丸(小:背景透明)「出勤日当日」が「法定休日でなく」かつ「出勤日の翌日」が「法定休日」の場合で、

見出丸(小:背景透明)当該勤務時間において、

17時から22時の間1時間の休憩を取ったと仮定します。

 

上記の設例では、「各種労働時間」は以下のように計算されます。

見出(見出矢印:背景ハダ色)労働時間:25:00時 - 17:00時 - 休憩合計1時間)=7時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)法定外労働時間:24:00時 17:00時 休憩合計(1時間) – 法定労働時間(8時間)  =0時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)法定休日労働時間:25:00時 - 24:00時 =1時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)深夜労働時間:2時間
当暦日深夜:24:00時 - 22:00時 =2時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)(法定休日)深夜労働時間:1時間
翌暦日深夜:25:00時 - 24:00時 =1時間

サンプル勤怠管理簿(勤怠管理簿シート):2暦日の例示③-2(当日が法定休日ではく&翌日が法定休日の場合)

 

 

ケース3:「出勤日当日が法定休日」で「出勤日翌日が法定休日でない」場合

1)「各種労働時間」の取り扱い

「出勤日の当日」が「法定休日」で「出勤日の翌日」が「法定休日でない」場合には、

【 ① 労働時間】

すべての労働時間」を『「出勤日当日」の「労働時間」』として計算します。

 

【 ② 当暦日の労働時間】

「出勤日当日」は「法定休日」であるため、

当暦日24:00以前の労働時間」からは、「法定休日労働時間」「(法定休日深夜労働時間」が計算されます。

 

【 ③ 翌暦日の労働時間】

「出勤日翌日」は「法定休日ではない」ため、

翌暦日24:00以降の労働時間」からは、「法定外労働時間」「深夜労働時間」が計算されます。

 

◆ ① 「労働時間」の把握・計算 ◆

「暦日」を跨いだ場合であっても、『「始業開始日」における「1勤務」』として取り扱うことから、

『暦日を跨ぐ「24:00以降」の労働時間』につきましても、『「出勤日当日」の「労働時間」』として計算します。

 

2暦日連続労働時間:③-1法定休日&通常労働日の場合

 

◆ ② 当暦日の労働時間 ◆

「出勤日当日」が「法定休日」であるため、

24:00までの労働時間当暦日の労働時間)」は、「法定休日労働時間」として取り扱い、

その上で、

当該「労働時間」は、『「出勤日当日」の「法定休日労働時間」』として計算します。

なお、

上記「労働時間」のうち「深夜時間帯0:00~5:00又は22:00~24:00)の労働時間」がある場合には、

当該「深夜時間帯の労働時間」を「(法定休日における)深夜労働時間」として計算します。

 

◆ ③ 翌暦日の労働時間 ◆

「出勤日翌日」が「法定休日でない」ため、

24:00以降の労働時間翌暦日の労働時間)」は、「法定休日でない労働時間」として取り扱い、

その上で、

当該「労働時間」が「1日単位の法定労働時間8時間)」を超えている場合には※1

「その超えた部分の労働時間」を『「出勤日当日」の「法定外労働時間」』として計算します。

なお、

当該「労働時間」に「深夜時間帯0:00~5:00又は22:00~24:00)の労働時間」がある場合には、

当該「深夜時間帯の労働時間」を「(法定内又は法定外)深夜労働時間」として計算します。

 

◆ ※1:『「法定外労働時間」を計算する場合の「労働時間」』に係る論点 ◆

上記「法定外労働時間」を計算するためには、その前提として「労働時間を把握・計算することが必要となりますが、

この『「労働時間」を把握・計算 』する場合には、

・「労働時間」に『「24:00以前の法定休日労働時間」を含めて計算する考え方』と

・「労働時間」に『「24:00以前の法定休日労働時間」を含めずに計算する考え方』とがありますが、

ここでは、前者の『「24:00以前の法定休日労働時間」を含めて計算する考え方を前提にご紹介させて頂いておりますので、この点ご留意頂ますようお願い致します。

なお、この点につきましての詳しい内容は、『  』に別途記載しておりますので、必要がある場合には、当該リンクページを一読頂ますようお願い致します。

 

【「法定外労働時間」と「法定休日労働時間」】

~「法定休日労働時間」が「法定労働時間(8時間)」を超える場合~

2暦日連続労働時間:③-2-1法定休日&通常労働日の場合

~「法定休日労働時間」が「法定労働時間(8時間)」を超えない場合~

2暦日連続労働時間:③-2-2法定休日&通常労働日の場合

 

【深夜労働時間】

2暦日連続労働時間:③-3法定休日&通常労働日の場合

 

2)計算の例示

◆ 設 例 ① ◆

見出丸(小:背景透明)0:00から31:00まで勤務した場合」で、

見出丸(小:背景透明)「出勤日当日」が「法定休日」で「出勤日の翌日」が「法定休日でない」場合で、

見出丸(小:背景透明)当該勤務時間において、

0時から5時の間(早朝深夜時間帯)に30分の休憩
5時から22時の間1時間の休憩
22時から24時の間(当日深夜時間帯)に1時間の休憩
24時から29時の間(翌日深夜時間帯)に1時間の休憩
29時から31時の間1時間の休憩を取ったと仮定します。

 

上記の設例では、「各種労働時間」は以下のように計算されます。

見出(見出矢印:背景ハダ色)労働時間:31:00時 - 0:00時 - 休憩合計4時間30分)=26時間30分

見出(見出矢印:背景ハダ色)法定休日労働時間:24:00時 - 0:00時 - 休憩合計(2時間30分) =21時間30分

見出(見出矢印:背景ハダ色)法定外労働時間:31:00時 - 24:00時 - 休憩合計(2時間) =5時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)(法定休日)深夜労働時間:4時間30分 + 1時間 =5時間30分
早朝深夜:5:00時 - 0:00時 - 休憩時間(30分) =4時間30分
当暦日深夜:24:00時 - 22:00時 - 休憩時間(1時間) =1時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)深夜労働時間:4時間
翌暦日深夜:29:00時 - 24:00時 - 休憩時間(1時間) =4時間

サンプル勤怠管理簿(勤怠管理簿シート):2暦日の例示④(当日が法定休日&翌日が法定休日でない場合)

 

◆ 設 例 ② ◆

見出丸(小:背景透明)20:00から31:00まで勤務した場合」で、

見出丸(小:背景透明)「出勤日当日」が「法定休日」で「出勤日の翌日」が「法定休日でない」で、

見出丸(小:背景透明)当該勤務時間において、

24時から29時の間(翌日深夜時間帯)に1時間の休憩を取ったと仮定します。

 

上記の設例では、「各種労働時間」は以下のように計算されます。

見出(見出矢印:背景ハダ色)労働時間:31:00時 - 20:00時 - 休憩合計1時間)=10時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)法定休日労働時間:24:00時 - 20:00時 =4時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)法定外労働時間:10時間 -  法定労働時間(8時間) =2時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)(法定休日)深夜労働時間:2時間
当暦日深夜:24:00時 - 22:00時 =2時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)深夜労働時間:4時間
翌暦日深夜:29:00時 - 24:00時 - 休憩時間(1時間) =4時間

サンプル勤怠管理簿(勤怠管理簿シート):2暦日の例示④-2(当日が法定休日&翌日が法定休日でない場合)

 

◆ 設 例 ③ ◆

見出丸(小:背景透明)17:00から25:00まで勤務した場合」で、

見出丸(小:背景透明)「出勤日当日」が「法定休日」で「出勤日の翌日」が「法定休日でない」で、

見出丸(小:背景透明)当該勤務時間において、

17時から22時の間1時間の休憩を取ったと仮定します。

 

上記の設例では、「各種労働時間」は以下のように計算されます。

見出(見出矢印:背景ハダ色)労働時間:25:00時 - 17:00時 - 休憩合計1時間)=7時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)法定休日労働時間:24:00時 - 17:00時 - 休憩合計(1時間) =6時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)法定外労働時間:7時間 - 法定労働時間(8時間) =0時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)(法定休日)深夜労働時間:2時間
当暦日深夜:24:00時 - 22:00時 =2時間

見出(見出矢印:背景ハダ色)深夜労働時間:1時間
翌暦日深夜:25:00時 - 24:00時 =1時間

サンプル勤怠管理簿(勤怠管理簿シート):2暦日の例示④-3(当日が法定休日&翌日が法定休日でない場合)

 

 

税理士事務所・会計事務所からのPOINT

ここでは「法定外労働時間」等を把握・計算する場合の特殊ケースである『「2暦日連続勤務における各種労働時間」の把握・計算方法 』をご紹介させて頂いております。

 

暦日を跨ぐ場合の「労働時間」「法定労働時間」等の取扱につきまして

暦日を跨ぐ場合には、上記Ⅰでご紹介させて頂きましたように、

『「2暦日連続勤務」における「労働時間」』を『「出勤日当日」における「1日の労働時間」』として把握・計算することが必要となります。

このことは、実務上「当然の事」と思われている方が多いとは思いますが、「1日の労働時間」を把握・計算する上で、(ひいては「1週間の労働時間」を把握計算する上でも、)「重要な考え方」となることから、今一度ご確認頂ますようお願い致します。

 

なお、ここでのポイントは、これらの「労働時間」を

・『「1日の労働時間」として把握・計算しなければならない 』という点と、

・『「把握・計算した労働時間」を「出勤日当日の労働時間」として取り扱うことが必要になる 』という点にあります。

 

2暦日連続勤務中に法定休日がある場合の「各種労働時間」の取扱につきまして

2暦日連続勤務中に「法定休日」がある場合には、

・「法定休日労働時間」の測定単位が「暦日(0:00~24:00)」に限定されることから、

・「法定休日労働時間」や「時間外労働時間」を把握・計算するためには、
「2暦日連続勤務中の労働」を「暦日」をベース に分けて計算することが必要となります。

このため、このような場合には「各種労働時間」の把握が煩雑になりますので、ご留意頂ますようお願い致します。

 

ただし、このようなケースは、実務上かなり稀なケースとなりますので、

このようなケースが起こった場合には「このような考え方」を採らなければならない程度にご理解頂き、

実際にこのようなケースが生じた場合に、上記でご紹介させて頂きました「 Ⅱ・Ⅲの内容 」をその都度ご確認頂ければ良いのではないかと考えます。

 

なお、上記Ⅲでご紹介させて頂きました『ケース3の場合』には、さらに『「法定外労働時間」の把握・計算 』を行う場合の考え方が2通り存在しますので、

このようなケースが生じた場合には、本文でご紹介させて頂いておりますリンクページもご一読して頂ければと思います。